盛世危言(読み)せいせいきげん(その他表記)Sheng-shi wei-yan; Shêng-shih wei-yen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「盛世危言」の意味・わかりやすい解説

盛世危言
せいせいきげん
Sheng-shi wei-yan; Shêng-shih wei-yen

中国,清末の中国近代化を論じた書。鄭観応著。 14巻。光緒 21 (1895) 年完成。列国の脅威なかで,中国の危機を救うため,軍事を主とする洋務論 (→洋務派 ) から内政を重視する変法論 (→変法自彊運動 ) への転換主張議会制度から産業法律教育などの諸問題についての改革の必要を説いた。

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世界大百科事典(旧版)内の盛世危言の言及

【鄭観応】より

…こうした経験から,当時の洋務運動に同調しながらも,一方で民間の商業を重視し,議院を設けて民意を反映させることを主張した。《易言》《盛世危言》の著にその思想は表現されている。当時の改良主義運動のうえで大きな思想的衝撃を与えた著書にあげられる。…

※「盛世危言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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