盲鰻(読み)メクラウナギ

大辞林 第三版の解説

めくらうなぎ【盲鰻】

メクラウナギ目の魚類の総称。内口類の仲間で、日本にはメクラウナギ・ヌタウナギなど五種がいる。
の一種。全長約50センチメートル。体形はウナギに似るが、あごはなく、鰓孔えらあなは一対。目は退化して皮下に埋もれる。体色は暗紫褐色。魚に吸いつき肉を食う。食用。本州中部以南の太平洋側の深海に分布。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

めくら‐うなぎ【盲鰻】

〘名〙 メクラウナギ綱メクラウナギ目メクラウナギ科の海産の動物。体形はウナギ形で、全長約五〇センチメートルに達する。口は単純な穴であり、吻(ふん)に二対のひげをもち、背びれはなく、眼は皮下に埋没するなどが特徴。体色は淡青紫色。口に舌歯があり、網にかかった魚や死魚を食べる。銚子以南、沖縄県までの太平洋岸の水深二〇〇~一一〇〇メートルの深海底に生息。ヤツメウナギ類とともに、顎のない無顎口上綱という分類単位を形成するが、あまり近縁ではない。食用にはしない。ヌタウナギと混称されることが多い。
※俳諧・犬子集(1633)一六「糸よりかけて琵琶をしらぶる 蝉丸やめくら鱣のむくふらん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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