出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…日本の輸入業者などによる対外決済に際し,為替銀行が外貨建手段を売る場合も,主としてこうした金利要因が加味されて,それぞれ異なる為替相場が適用される。 以上は具体的な対外決済手段に即した外国為替の種類であるが,外国為替をより抽象的に考え,その売買契約成立日から実行日までの期間によって区別すると,直物(ないし現物)為替と先物為替に分けられる(直物為替・先物為替)。日本では,為替銀行の顧客との間の先物売買契約を為替予約といい,その現実の受渡しを予約の実行と呼んでいる。…
…外国為替銀行が外国為替を顧客から安く買って高く売ることによって収益をあげる以上,内貨建てで考えて売相場が買相場を上まわることはない。また外国為替には,外国為替と自国通貨の受渡しが契約と同時または数日中に行われる直物(じきもの)為替と,契約後の一定期日に行われる先物(さきもの)為替とがある(直物為替・先物為替)。直物為替に適用される為替相場が直物相場,先物為替に適用される為替相場が先物相場である。…
※「直物為替」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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