相続未登記農地

共同通信ニュース用語解説 「相続未登記農地」の解説

相続未登記農地

登記名義人死後配偶者や子供らに名義が変更されず、法律上の所有者が不明確な農地登記長年放置されると多くの法定相続人の共有地となり権利関係が複雑になる。農林水産省による2016年の調査では、名義人生死が分からず未登記の恐れがあるケースを合わせ、山形県の面積を超す約93万4千ヘクタール、全農地の2割に上った。名義を死亡した親にしたまま長男が耕作するなど、実態上は特定の相続人が受け継いだ所も多く、遊休農地は約5万4千ヘクタールにとどまるが、高齢化で今後の荒廃が懸念されている。

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