日本歴史地名大系 「相馬山」の解説 相馬山そうまさん 群馬県:北群馬郡榛東村相馬山榛東村の最西端に位置し、榛名(はるな)山系の一峰をなす。標高は一四一一メートルで、同山系では掃部(かもん)ヶ岳に次ぎ第二位であるが、前橋市・高崎市方面からは最も高くそそり立って見える。頂上付近の南北両側は噴火により失われ、南麓は噴火の際に発生した泥流により相馬ヶ原を形成している。別名を黒髪(くろかみ)山ともいい、文明一九年(一四八七)九月に上野国長野(ながの)陣所を訪れた京都常光(じようこう)院の僧尭恵は「誰袖の秋のわかれのくしのはの黒かみ山そまなくしくるゝ」と詠んでいる(北国紀行)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by