デジタル大辞泉 「真の人」の意味・読み・例文・類語 まこと‐の‐ひと【▽真の人】 1 真理を悟った人。しんじん。「―は、智もなく、徳もなく、功もなく、名もなし」〈徒然・三八〉2 実在する人間。「毘沙門天に、然らん者、一人給へと申ししに依りて、―をば給はで、眷属けんぞくを給へるなり」〈今昔・一二・三四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「真の人」の意味・読み・例文・類語 まこと【真】 の 人(ひと) ① 真理を悟った人。神妙の域に達した人。真人(しんじん)。[初出の実例]「万の事思ひしりて引いりつつ、まことの人にてありければ」(出典:愚管抄(1220)五)② 化人(けにん)に対して、実在の人間。[初出の実例]「毗沙門天に、然らむ者一人給へと申ししに依て、実の人をば不給で、眷属を給へる也」(出典:今昔物語集(1120頃か)一二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例