…茶壺の中でもフィリピン渡来で〈呂宋(ルソン)壺〉と呼ばれるものが珍重されてきたが,フィリピンの焼物とするのは誤りである。14世紀から15世紀に中国の広東省,福建省一帯などで焼成された壺を〈真壺(まつぼ)〉と呼んで,16世紀に茶の湯が成立すると,名壺には〈松島〉〈三日月〉などの銘も付けられて尊重された。徳川幕府は将軍家へ納める宇治から江戸への茶壺の送迎を〈御茶壺道中〉として,10万石の大名の通行と同じ格式を与えたため,ことさら茶壺の形式化が進んだ。…
※「真壺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...