真影(読み)しんえい

精選版 日本国語大辞典 「真影」の意味・読み・例文・類語

しん‐えい【真影】

〘名〙
① まことの姿。また、それを書きうつしたもの。肖像
教行信証(1224)六「元久〈略〉二年閏七月下旬第九日、真影(しんエイ)(〈注〉シャウニンノオムカタチナリ)銘以真筆、令南无阿彌陀仏与若我成仏十方衆生〈略〉之真文
※厭世詩家と女性(1892)〈北村透谷〉「彼等明鏡の裡に我が真影(シンヱイ)の写るを見て」 〔呂温‐南獄彌陀寺承遠和尚碑〕
② 写真。
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉五「君が真影を抱いて独り眠る時」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「真影」の意味・読み・例文・類語

しん‐えい【真影】

実物そっくりに表した絵姿。また、肖像写真。「祖師真影」→御真影ごしんえい

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