朝日日本歴史人物事典 「真田幸隆」の解説
真田幸隆
生年:永正10(1513)
戦国時代の武将。信濃国(長野県)海野の海野棟綱の子。はじめ海野小太郎。同国真田郷に拠り真田弾正忠,一徳斎と号した。天文10(1541)年海野平の戦で村上義清に敗れ,上野国長野氏のもとに逃れたが,同13年武田信玄に属し信州先方衆として活躍。同20年,宿敵の義清を戸石城に破り本領真田郷を回復,上田諏訪形・横田などに1000貫文を与えられている。永禄6(1563)年上野国岩櫃城,同8年岳山城を攻略し信玄の上野国攻略を進めた。元亀3(1572)年同国白井城を攻略したが,天正2(1574)年62歳で病没。
(唐澤定市)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報