真盛村(読み)さねもりむら

日本歴史地名大系 「真盛村」の解説

真盛村
さねもりむら

[現在地名]佐用町真盛

佐用さよ村の南、山脇やまわき村の西、佐用川中流右岸に位置する。西方山地の山麓平地に本村堂谷どうだに集落がある。江戸期の領主変遷は当初は佐用村に、寛永一七年(一六四〇)以降は山脇村に同じ。正保郷帳に村名がみえ、田方六〇石余・畠方四九石余。元禄郷帳では高七四石余。天保郷帳では高一〇三石余。延宝七年(一六七九)の津出し道法等書上(間嶋家文書)によれば、年貢米などは千種ちくさ川河岸の久崎くざき(現上月町)舟着場へ道程一里一九町、駄賃一匁で運び赤穂へ津出しした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android