真盛豆(読み)しんせいまめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「真盛豆」の意味・わかりやすい解説

真盛豆
しんせいまめ

京菓子の一つ。丹波(たんば)黒豆を煎(い)って芯(しん)となし、これにきな粉、水飴(みずあめ)、砂糖を練った衣を着せ、表面に青海苔(のり)をまぶした菓子。黒豆は香ばしく、海苔ときな粉の層は洲浜(すはま)のような柔らかみを保つ。商品としての真盛豆は、文久(ぶんきゅう)年間(1861~64)に浜屋丈助が売り出したが、元来は明応(めいおう)年間(1492~1501)のころ、真盛上人(しんぜいしょうにん)が辻説法(つじせっぽう)のおり、黒豆を煎って人々に与えたのが始まり。1587年(天正15)北野の大茶会が行われたときには真盛豆はすでに今日の風味を備えていた。

[沢 史生

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む