真篠砦跡(読み)まじのとりであと

日本歴史地名大系 「真篠砦跡」の解説

真篠砦跡
まじのとりであと

[現在地名]富沢町福士 真篠

富士川右岸の標高二五九メートルの山頂を中心に広がる戦国時代末期の砦で、真篠城ともいわれる。山麓に寺がある。遺構は山頂を中心に東側山腹および南北に延びる尾根上に構築される。主郭は山頂に位置し、周囲を土塁で囲まれ、虎口を北・西・南にもつ台形を呈する東西五〇メートル・南北四〇メートルほどの規模である。北西に延びる尾根には五つの平坦部が連なり、先端に竪堀を伴う尾根切が認められる。南に延びる尾根上には東西四〇メートル・南北五〇メートルほどの平坦部があり、その先端に連続した竪堀がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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