真角(読み)まっかく

精選版 日本国語大辞典 「真角」の意味・読み・例文・類語

まっ‐かく【真角】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 直角であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「船がシクロネのバーンへ真角(マッカク)になる一線の上に居れば」(出典:颶風新話(航海夜話)(1857)二)
  3. 正真正銘であること。真実。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「あきの別を告るむら鴨〈荷月〉 真っ角の雲津の鮓や鮎さひて〈其角〉」(出典:俳諧・みとせ草(1697))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真角」の解説

真角 しんかく

?-? 室町-戦国時代の能面師。
僧といわれる。喜多古能(9代七太夫)著「仮面譜」などで,「仮面古作」8人のひとりとされる。各流派でもちいられる「真角」(怪士(あやかし)面の一種)を創作したとつたえる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android