正真正銘(読み)ショウシンショウメイ

デジタル大辞泉 「正真正銘」の意味・読み・例文・類語

しょうしん‐しょうめい〔シヤウシンシヤウメイ〕【正真正銘】

《古くは「しょうじんしょうめい」》うそ偽りの全くないこと。本物であること。「正真正銘ダイヤモンド」「正真正銘、間違いはない」
[類語]本当しん真実真個真正正真しょうしんまこと真理うつつ事実真相現実実情実態実際史実実の紛れもない他ならない有りのまま有りよう事情実況実相得体現実的実際的実地現に臨場感リアル本にまことに実に真に全くまさにまさしくひとえにせつげにほとほとすっかりつくづく全く以て何とも実以てそのものしん以てかみ掛けてほんまいかにも

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精選版 日本国語大辞典 「正真正銘」の意味・読み・例文・類語

しょうしん‐しょうめいシャウシンシャウメイ【正真正銘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「しょうじんしょうめい」 ) まったくうそいつわりのない本物であること。まったくまちがいのないこと。
    1. [初出の実例]「是ぞ正真(シャウジン)正銘の風来先生の作なり」(出典:滑稽本・風来六部集(1780)下)

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四字熟語を知る辞典 「正真正銘」の解説

正真正銘

まったくうそいつわりのない本物であること。まったくまちがいのないこと。

[使用例] 相手に出て来る女主人公正真正銘のsataniste(サタニスト)なのだからね[森鷗外青年|1910~11]

[使用例] バケツが傾き、砂の斜面に、しみをつくった。正真正銘、まぎれもない水だ![安部公房*砂の女|1962]

[解説] 古くは「しょうじんしょうめい」といいました。「正真」も「正銘」も、うそいつわりのないこと、本当であるという意味。同じ意味合いの語を重ねて強調した表現

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