日本歴史地名大系 「真静寺」の解説 真静寺しんじようじ 高知県:中村市有岡村真静寺[現在地名]中村市有岡有岡(ありおか)集落の北部山麓にある。有岡山本城院と号し日蓮宗。本尊十界大曼荼羅。かつては京都妙顕(みようけん)寺末。創建は元亨元年(一三二一)と伝え、檀越は有岡の領主有岡民部少輔という。「土佐州郡志」に「昔年有岡村領主有岡民部少輔ト云者、崇尊妙顕寺日像上人、因造此寺、当時堂宇壮麗僧舎若干、本尊釈迦、日像刻之」といい、「又有釈迦多宝二仏、其背後記曰、施主豊州若森ノ地頭上総守妙福寺左衛門尉為安、康安己巳歳十二月十二日」と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報