普及版 字通 「睇」の読み・字形・画数・意味


12画

[字音] テイ
[字訓] ながしめ・わきみ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は弟(てい)。〔説文四上に「目、小(すこ)しく(なな)めにるなり」(小徐本)とあり、情を含んで見ることをいう。〔楚辞九歌山鬼〕「に睇(なみだ)を含んで、笑ふに宜し」の注に「(すこ)しく盻(み)る貌なり」とあり、ながしめをいう。

[訓義]
1. ながしめ、ぬすみめ。
2. わきみ、よこめ。

[古辞書の訓]
名義抄〕睇 アカラメ 〔字鏡集〕睇 カタブキミル・ムカヘミル・ヲカス・ミル・ナガメ

[熟語]
睇観睇睨・睇視・睇睇眄睇目
[下接語]
淹睇・遠睇・横睇・下睇・遐睇・回睇・含睇・凝睇・肆睇・邪睇・偸睇・流睇

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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