山鬼(読み)さんき

精選版 日本国語大辞典 「山鬼」の意味・読み・例文・類語

さん‐き【山鬼】

  1. 〘 名詞 〙 山中に住むと想像されたもの。山の主である神や精霊
    1. [初出の実例]「山鬼泣陰雨、夜猿叫月明」(出典新編覆醤集(1676)一・地獄谷)
    2. [その他の文献]〔白居易‐送客之湖南詩〕

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普及版 字通 「山鬼」の読み・字形・画数・意味

【山鬼】さんき

山神。山の精。〔永嘉郡記〕安固縣に山鬼り。形體人の如くにして一脚、裁(わづ)かに長(たけ)一尺許(ばかり)。好んで鹽を(くら)ふ。~甚だしくは人を畏れず。人も亦た敢て犯さず。~喜(この)んで山中に蟹を取りらふ。

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