睦言(読み)ムツゴト

デジタル大辞泉 「睦言」の意味・読み・例文・類語

むつ‐ごと【睦言】

仲よく語り合う会話。特に、男女寝室での語らい。「睦言を交わす」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「睦言」の意味・読み・例文・類語

むつ‐ごと【睦言】

〘名〙
① うちとけた会話。むつまじく語り合う話。むつがたり。
続日本紀‐天平元年(729)八月二四日・宣命「今のり給へる御事法は常の事にはあらず武都事(ムツごと)と思ほし坐すが故に」
② 男女二人だけのかたらい。男女の閨房(けいぼう)でのかたらい。
古今(905‐914)雑体・一〇一五「むつ事もまだつきなくに明けぬめりいづらは秋のながしてふ夜は〈凡河内躬恒〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android