瞑想詩集（読み）メイソウシシュウ（その他表記）Les Méditations

デジタル大辞泉

めいそうししゅう〔メイサウシシフ〕【瞑想詩集】

《原題、〈フランス〉Médeutations poétiques》ラマルティーヌの処女詩集。1820年刊行。代表作「湖」「孤独」などを収める。西洋文学史におけるロマン主義時代の始まりに位置づけられる作品。
《原題、〈フランス〉Les Comtemblations》⇒静観詩集

出典　小学館

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

瞑想詩集
めいそうししゅう
Les Méditations

フランスの詩人ラマルチーヌの処女詩集。 1820年刊。シャルル夫人への愛と彼女の死から霊感を受け，亡き女性 (「孤立」L'Isolement) ，自然観照による慰め (「谷間」 Le Vallon) ，時の流れへの不安 (「湖」 Le Lac) などを歌った 24編の抒情詩集。すなおな音楽的調べのうちに魂の真情を吐露して，20年代の青年層に熱狂的に迎えられた。フランス・ロマン主義の代表的詩集の一つとみなされている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

瞑想詩集
めいそうししゅう

→静観詩集

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