(読み)めいする

精選版 日本国語大辞典 「瞑」の意味・読み・例文・類語

めい‐・する【瞑】

〘自サ変〙 めい・す 〘自サ変〙
① 目を閉じる。目をつぶる。また、ねむる。
黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一「寡言三郎は〈略〉盲の如く瞑(メイ)した」
② 安らかに死ぬ。往生する。
※うつせみ(1895)〈樋口一葉〉四「彼れは快よく瞑(メイ)する事が出来る」

つむ・る【瞑】

〘他ラ五(四)〙
① 目をふさぐ。閉じる。つぶる。
※雲は天才である(1906)〈石川啄木〉二「呼吸もつかずに目を瞑(ツム)る」
② 口を閉じる。つぐむ。
※一九二八・三・一五(1928)〈小林多喜二〉七「その労働者は口をつむんでしまった」

つぶ・る【瞑】

〘他ラ五(四)〙 目や口をふさぐ。閉じる。つむる。
置炬燵(1890)〈斎藤緑雨〉中「壁に向ふて眼をつぶる」

めい‐・す【瞑】

〘自サ変〙 ⇒めいする(瞑)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「瞑」の意味・読み・例文・類語

めい【瞑】[漢字項目]

[音]メイ(漢) メン(呉) [訓]つぶる つむる
〈メイ〉
目を閉じる。「瞑想瞑目
はっきり見えない。「瞑瞑
〈メン〉目がくらむ。めまい。「瞑眩めんけん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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