矢の浜遺跡(読み)やのはまいせき

日本歴史地名大系 「矢の浜遺跡」の解説

矢の浜遺跡
やのはまいせき

[現在地名]尾鷲市矢の浜

矢の浜北端の標高五メートルの段丘端上にあり、むさしや遺跡ともよぶ。大正末期まではノ川河口から遺跡の下まで小舟がさかのぼり商取引が行われた。ここに袖片そでかたし石橋があり旧熊野街道が通じていた。規模は東西約四〇メートル、南北約八〇メートルで、東を旧国道が南北に通じる。最近国道より東側の一部も遺跡の延長と確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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