20世紀日本人名事典 「矢川澄子」の解説
矢川 澄子
ヤガワ スミコ
- 生年
- 昭和5(1930)年7月27日
- 没年
- 平成14(2002)年5月29日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 東京女子大学英文科卒,学習院大学独文科卒,東京大学文学部美学美術史学科中退
- 経歴
- 昭和44年ころより文筆活動に入り、同時に英仏独語の翻訳も手がける。著書に創作集「架空の庭」「兎とよばれた女」「失われた庭」、詩集「ことばの国のアリス」「アリス閑吟抄」「愛の詩」、評論「反少女の灰皿」「野溝七生子というひと」「アナイス・ニンの少女時代」、訳書にブレヒト「暦物語」、ギャリコ「トンデモネズミ大活躍」「七つの人形の恋物語」「雪のひとひら」、ジャン・ド・ブリュノフ「ぞうのババール」、「矢川澄子作品集成」(書肆山田)など多数。34年澁澤龍彦と結婚するが、43年離婚。平成7年「おにいちゃん―回想の澁澤龍彦」を出版。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報