デジタル大辞泉
「矢絣」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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や‐がすり【矢絣・矢飛白】
- 〘 名詞 〙 絣(かすり)の柄の一種。絣の模様を矢羽根の形に表わしたもの。
矢絣〈東京風俗志〉
- [初出の実例]「歳十八許の細そりとしたるが矢飛白(ヤガスリ)の袖夕風に吹靡かすを」(出典:かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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矢絣
やがすり
矢筈(やはず)絣の略。矢筈は矢の上端の弦を受ける箇所をいうが、この形の絣模様をいう。すなわち、MとVとを上下に結び付け、真ん中を縦にくくった型を一単位とし、交互に色を変えながら、この型を上下左右、地文風に繰り返した模様。矢羽根に似ているところから、矢羽根をかたどった型になっていることが多い。木綿絣、紬(つむぎ)絣、お召絣など広く用いられているが、とくに明治から昭和初期にかけて、若い女性の間で愛用された。
[
村元雄]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の矢絣の言及
【矢羽根文】より
…矢羽根形を一つおきに反転させ縞状に並列させたもの。絣(かすり)の経(たて)糸がV字にずれてできる矢筈(やはず)絣が原形で矢絣ともいう。写実的な矢羽根文には桃山時代の織部陶に素朴なものがあり,また簳(やがら)(矢柄)も半ばまであらわし並列させる矢襖(やぶすま)文が〈桐矢襖模様辻が花染胴服〉に見られる。…
※「矢絣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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