知了(読み)チリョウ

デジタル大辞泉 「知了」の意味・読み・例文・類語

ち‐りょう〔‐レウ〕【知了】

[名](スル)知りつくすこと。通暁
国家危急を―し」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「知了」の意味・読み・例文・類語

ち‐りょう‥レウ【知了】

  1. 〘 名詞 〙 知り悟ること。知りつくすこと。通暁。精通。
    1. [初出の実例]「このゆゑに浄慈鉢盂なり、天童喫飯なり。飽了知飯あり、喫飯了飽あり、知了能飯あり、飽了更喫飯あり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)家常)
    2. 「十二分の事実を知了(チリャウ)せでは」(出典黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「知了」の読み・字形・画数・意味

【知了】ちりよう

さとる。

字通「知」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android