知井宮本郷(読み)ちいみやほんごう

日本歴史地名大系 「知井宮本郷」の解説

知井宮本郷
ちいみやほんごう

[現在地名]出雲市知井宮町・平成町へいせいちよう

神戸かんど川左岸にあり、北は知井宮沖ちいみやおき分、南は芦渡あしわた村。中世には知井宮と記され、寛文四年(一六六四)本郷と沖分に分れたという。慶長一四年(一六〇九)の智伊宮之内新田御検地帳があり、田畑合計一七町七反余、分米八九石余、屋敷数三とある。正保国絵図に知伊宮村とみえる。その後も郷帳などでは一村として記され、元禄十年出雲国郷帳では知井宮村は高三千四二四石余、寛文四年の新田高二千三八七石余・新田高五八七石余。「雲陽大数録」では知井宮本郷とあり、高一千三二〇石。宝暦四年(一七五四)の神門郡南方万指出帳(比布智神社文書)では東西二三町・南北一里二五町、高一千三三二石、田四五町・畑五二町、家数一五一・人数九一八、牛四九・馬一二、渡船三ヵ所、大工一・桶屋一・室屋一、威鉄砲二と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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