知士(読み)ちし

精選版 日本国語大辞典 「知士」の意味・読み・例文・類語

ち‐し【知士・智士】

  1. 〘 名詞 〙 知恵知謀のある人。思慮の深い人。
    1. [初出の実例]「三主の失道によって忠臣も不諫智士も不謀ぞ」(出典史記抄(1477)五)
    2. 「かかる貴き公にこそ、智士もつかへ、義士も死を軽んじ」(出典:浮世草子・忠孝永代記(1704)四)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐燕策・昭王〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「知士」の読み・字形・画数・意味

【知士】ちし

才智の人。〔荘子、徐無鬼〕知士は思慮の變無くんば則ち樂しまず、辯士は談の序無くんば則ち樂しまず。

字通「知」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android