義士(読み)ギシ

デジタル大辞泉 「義士」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐し【義士】

人間としての正しい道を堅く守り行う男子義人
赤穂あこう義士」の略。「義士銘々伝」
[類語]義人義民志士

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精選版 日本国語大辞典 「義士」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐し【義士】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 義を守り行なう士。節義の人。高節の士。義人。
    1. [初出の実例]「若義士見危授命意在捨命」(出典:勝鬘経義疏(611)摂受正法章)
    2. 「尊氏漸為天威、憂義士在一レ朝、請義貞」(出典:太平記(14C後)一四)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐桓公二年〕
  2. [ 2 ]あこうぎし(赤穂義士)」の略。
    1. [初出の実例]「さてこそ義士(ギシ)の廻文状」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)序幕)

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普及版 字通 「義士」の読み・字形・画数・意味

【義士】ぎし

正しい人。

字通「義」の項目を見る

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