デジタル大辞泉 の解説 知者ちしゃは水みずを楽たのしみ仁者じんしゃは山やまを楽たのしむ 《「論語」雍也ようやから》知者が物事を円滑に処理するようすを、水が1か所にとどまることなく流れることにたとえ、仁者が欲に動かされず天命に安んずるようすを、不動の山にたとえていう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
故事成語を知る辞典 の解説 知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ 知恵のある者は活動的で、思いやりの徳がある者は落ち着いている、ということ。 [使用例] 彼は山を楽たのしむの仁者たるよりは水を楽むの智者たるを喜べり。彼は安心立命を求むるの達人たるよりは、一生奮闘を継続するの戦士たるを選べり[鳥谷部春汀*明治人物月旦|1898] [由来] 「論語―雍よう也や」の一節から。「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ(たとえるなら、知恵のある者は水を楽しみ、思いやりの徳がある者は山を楽しむものだ)」のあとに、「知者は動き、仁者は静かなり」と続いています。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報