知行寺(読み)チギョウデラ

デジタル大辞泉 「知行寺」の意味・読み・例文・類語

ちぎょう‐でら〔チギヤウ‐〕【知行寺】

幕府から寺領として知行所を与えられている寺。門跡寺院や各宗本山など。

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精選版 日本国語大辞典 「知行寺」の意味・読み・例文・類語

ちぎょう‐でらチギャウ‥【知行寺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 幕府から寺領として知行所を与えられている寺院。門跡、准門跡寺院、各宗本山、その他由緒ある寺などに多い。
    1. [初出の実例]「数百余人の夜討強盗 一構郷里をへだつ知行寺」(出典:俳諧・信徳十百韻(1675))
    2. 「知行(チギャウ)寺の外はかく旦那機嫌とらるる事出家に似合ざるとも申難し」(出典浮世草子西鶴織留(1694)五)
  3. だんなでら(檀那寺)
    1. [初出の実例]「おとくいの知行寺(チギャウデラ)其外問屋方をありかせ」(出典:浮世草子・世間子息気質(1715)一)

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