石井神社跡(読み)いわいじんじやあと

日本歴史地名大系 「石井神社跡」の解説

石井神社跡
いわいじんじやあと

[現在地名]西京区大原野石作町

祭神不詳、旧村社。「延喜式」神名帳に載る乙訓おとくに郡の「石井イハイノ神社」に比定される。「三代実録」元慶四年(八八〇)一〇月一三日条に、「山城国正六位上石坐神(中略)従五位下」とみえるが、石坐神と石井神社は同訓ゆえに当社をさすとされる(神祇志料)古代における磐坐信仰より発したものであり、京三岩倉の一つに数えられ、平安期には朝野崇敬を集めたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android