朝野(読み)チョウヤ

デジタル大辞泉 「朝野」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐や〔テウ‐〕【朝野】

朝廷民間。また、官民
「―の有力者を訪問する」〈荷風・雨瀟瀟〉
世間天下。「信を朝野に問う」

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精選版 日本国語大辞典 「朝野」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐やテウ‥【朝野】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 朝廷と民間。官民。
    1. [初出の実例]「各得朝野趣、莫論攀桂期」(出典:懐風藻(751)山斎〈中臣大島〉)
    2. 「扨慶喜さんが京都から江戸に帰て来たと云ふ其時にはサア大変、朝野(テウヤ)共に物論沸騰して」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉王政維新)
    3. [その他の文献]〔晉書‐杜預伝〕
  3. 世間。天下。全国。
    1. [初出の実例]「朝野巻霧。皆戴三光之精明」(出典:本朝文粋(1060頃)一三・村上天皇供養雲林院塔願文〈大江維時〉)
    2. 「霊感無双にして朝野(テウヤ)にかくれなし」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)六)
    3. [その他の文献]〔毛詩正義‐序〕

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普及版 字通 「朝野」の読み・字形・画数・意味

【朝野】ちよう(てう)や

朝廷と民間。官民。〔後漢書、李喬伝〕是れより先、李固廢せらる。外氣を喪(うしな)ひ、群臣側足して立つ。唯だ喬のみ、色を正して回橈(くわいだう)する無し。是れに由りて息し、野瞻(せんばう)す。在位數地震を以てぜらる。

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