石割峠(読み)いしわりとうげ

日本歴史地名大系 「石割峠」の解説

石割峠
いしわりとうげ

気仙沼市鹿折ししおり地区から本吉もとよし唐桑からくわ町の宿浦しゆくうら方面へ越す峠。標高一八八メートルにすぎないが、海浜から海浜への急峻な上り下りの山道で、久しく車が通ぜず、唐桑―気仙沼間の交通は岬回りの船便に頼ることが多かった。「唐桑村安永風土記」に「御村境 西ハ当郡鹿折村境当村分割石峠迄」とあり、「七曲坂 長百五拾間、東ハ当村宿浜ヨリ西ハ同郡気仙沼之通路之内」「通 西ハ当郡気仙沼町之道、一筋」ともみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android