宮城県北東端、本吉郡(もとよしぐん)にあった旧町名(唐桑町(ちょう))。現在は気仙沼(けせんぬま)市の東部を占める地域。旧唐桑町は1955年(昭和30)町制施行。2006年(平成18)気仙沼市に合併。国道45号が通じる。旧町域は太平洋に面する。丘陵地では畑作を主とする農業も行われるが、就業人口の約4分の1は漁業、水産養殖業に従事する。唐桑半島の東岸ではノリ、ワカメ、アワビ、ホヤなどの採取やイカナゴ漁、西岸では小型定置網漁業や浅海養殖業が行われる。遠洋漁業乗組員も多く、気仙沼を根拠地として活躍。三陸沖の黒潮の影響で冬季も比較的温暖で、タブやツバキが群生する。巨釜・半造(おおがまはんぞう)、大理石海岸、御崎(おさき)のリアス海岸の奇勝もあり、三陸復興国立公園(旧、陸中海岸国立公園)に含まれ、海域公園もある。北西部の九九(くぐ)鳴き浜は、歩くと音がする砂浜として知られる。
[青柳光太郎]
『『唐桑町史』(1968・唐桑町)』
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