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石垣永将 いしがき えいしょう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

石垣永将 いしがき-えいしょう

?-1635 琉球のキリシタン。
石垣島宮良(みやら)の頭(かしら)職。尚豊王4年(1624)来島したルエダ神父を歓待し,キリシタンとうたがわれて一族とともに流刑となる。15年島津氏の命で火刑に処せられた。琉球での唯一のキリシタン弾圧の犠牲者。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

石垣永将

没年:尚豊15(1635)
生年:生年不詳
近世初頭の琉球で起こった八重山キリシタン事件の首謀者として処刑された人物。本宮良ともいう。財力があり,文武に秀でた八重山の有力者であった。尚豊4(1624)年,布教の目的で石垣島に来航したルエダ神父を歓待したためキリシタンの嫌疑をかけられ,首里に連行された。琉球側の裁判では流刑であったが,薩摩側は見せしめのため処刑にするよう要求,尚豊15(1635)年ごろ,流刑地渡名喜島で斬首になったと推定される。財産没収のほか家族も島流しとなったが,弟の宮良与人も同18年キリシタンとして処刑されている。永将が入信したかどうかを示す記録はないが,キリスト教の布教には同情的であったようだ。この事件をきっかけに琉球に対する宗門改めが施行され,スペイン,ポルトガル船の来航を排除する海防体制も強化された。薩摩・幕府による琉球支配の初期段階を象徴する事件の当事者として知られている。<参考文献>高良倉吉『沖縄歴史論序説』

(高良倉吉)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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