石居廃寺(読み)いしずえはいじ

日本歴史地名大系 「石居廃寺」の解説

石居廃寺
いしずえはいじ

[現在地名]大津市田上石居町

瀬田せた丘陵南麓を西流する大戸だいど川沿いに広がる石居の集落内に営まれた白鳳時代寺院跡で、現在一九個の礎石が据えられた東西一一・七メートル×南北七メートルの基壇が残る。礎石はすべて花崗岩製で、円柱座を造りだし、表面には火熱を受けた跡があったという。礎石群は道路補修時に基壇の一部を削平したため乱れが認められるが、桁行五間×梁間三間の規模の建物が推定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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