事典 日本の地域ブランド・名産品 「石岡府中杉細工」の解説
石岡府中杉細工[木工]
いしおかふちゅうすぎざいく
石岡市で製作されている。杉の産地であった府中藩は廃藩置県の直前に石岡藩と名を変えたが、府中杉の名は残った。1800年代から昭和の初期にかけて、この地方は酒造業が発達し、それにともない府中杉を使った酒樽・仕込み樽なども盛んにつくられていた。石岡府中杉細工は、自然乾燥した杉を鉋・丸鋸・糸鋸で加工し、ガスバーナーで焼き、布やブラシで磨きをおこなって艶を出す。茨城県郷土工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報