石峠村(読み)いしとうげむら

日本歴史地名大系 「石峠村」の解説

石峠村
いしとうげむら

[現在地名]山田町石峠

豊間根とよまね川・荒川あらかわ川の合流点にあり、東と南で両川を隔てて豊間根村に面する。古くは石至下とも記した。浜街道が通る。坂の中ほどに一里塚がある。「三閉伊路程記」に「石峠、家数一二軒、左の山の上に春日社有、少行て荒川と豊間根川の落合也」とあり、この川を渡って豊間根村に入った。慶長二〇年(一六一五)の豊間根家文書断簡(豊間根文書)年貢・物成の記載があり、元和七年(一六二一)九月晦日の南部利直請取状(盛岡浜田文書)には「元和三年分之御物成」として米「拾駄片馬弐斗五合」を受取ったとある。元禄十郡郷帳では当村は豊間根村に入るとある。享保三年(一七一八)検地帳(盛岡市中央公民館蔵)では高四三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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