石川一夢(読み)いしかわ いちむ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石川一夢」の解説

石川一夢 いしかわ-いちむ

1804-1854 江戸時代後期の講釈師
文化元年生まれ。会津屋佐兵衛と称する江戸牛込神楽坂(かぐらざか)の塗物商。天保(てんぽう)13年(1842)講釈師となり,一夢を名のる。諸席のかけもち,落語家との共演をはじめたとされる。世話物にすぐれ,「佐倉義民伝」を得意とした。嘉永(かえい)7年9月21日死去。51歳。本名は平助。芸名はのち一口。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android