石川七郎(読み)イシカワ シチロウ

20世紀日本人名事典 「石川七郎」の解説

石川 七郎
イシカワ シチロウ

昭和期の医師 国立がんセンター名誉総長。



生年
明治43(1910)年4月20日

没年
昭和61(1986)年6月27日

出生地
京都府京都市中京区

学歴〔年〕
慶応義塾大学医学部〔昭和11年〕卒

学位〔年〕
医学博士(慶応義塾大学)〔昭和18年〕

主な受賞名〔年〕
慶応義塾大学医学部三四会北里賞〔昭和34年〕「術後急性肺水腫の研究」,武田医学賞〔昭和58年〕「現代癌診療学の確立」,勲一等瑞宝章〔昭和60年〕

経歴
慶応大学医学部助手を経て、昭和21年外科学助教授、36年教授、37年国立がんセンター病棟部長、40年副医院長、45年病院長、51年総長。59年名誉総長となる。肺がん手術の世界的権威

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石川七郎」の解説

石川七郎 いしかわ-しちろう

1910-1986 昭和時代の外科学者。
明治43年4月20日生まれ。軍医をへて母校慶大にもどり,昭和28年日本ではじめて肺がん切除後の5年生存者をだす。37年国立がんセンターの創立とともに病棟部長,51年総長。肺がんの診断と外科治療技術の向上につくした。昭和61年6月27日死去。76歳。京都出身。編著に「肺癌図譜」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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