石敲(読み)いしたたき

精選版 日本国語大辞典 「石敲」の意味・読み・例文・類語

いし‐たたき【石敲】

〘名〙
雨だれを受けるために置かれた石。
義経記(室町中か)三「ころころと転び落ち、雨落ちの石たたきにどうど落つ」
② (尾を上下に振る習性のあるところから) 「せきれい(鶺鴒)」の異名。《季・秋》〔言塵集(1406)五〕
採鉱のため、小さなつちで鉱石を打ち砕くこと。また、それに用いるつち。また、それを業とする鉱夫

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android