ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石油ガス」の意味・わかりやすい解説 石油ガスせきゆガスpetroleum gas 石油系天然ガス。一般には幾種類かの炭化水素の混合物であって,地下では単独のガス鉱床として存在する場合,油層中に原油と併存する場合,原油に溶解した状態で存在する場合,油層水の中に溶解して存在する場合とがある。組成は原油に類似している。地上に取出した条件のもとでは気体であるが,適当な温度条件下で圧縮すると成分の一部は容易に液化する (液化石油ガス) 。油層中に原油と併存または溶解して存在するガスは,それ自身が採取の対象となるだけでなく,原油生産のための排油エネルギーとして重要な役割をもっている。通常,天然ガスという場合には石油ガスのことを意味する場合が多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by