石灰質ナンノプランクトン(読み)せっかいしつナンノプランクトン

最新 地学事典 の解説

せっかいしつナンノプランクトン
石灰質ナンノプランクトン

calcareous nannoplankton

光合成を行って石灰質の殻(ナノリス)をつくる単細胞の原生生物で,この殻の化石を石灰質ナンノ化石と呼ぶ。名前は10億分の1を表すnanoと共通語源に由来する。現在はコッコリソフォアがほとんどだが,地質時代にはディスコアスターなど,それ以外のものも多かった。現生種では10nm以下のものが多いが,最大60nmに達するものもある。少数の汽水種を除いては,海洋の透光帯に生息するプランクトンだが,底生種とみなされるものも少数ある。三畳紀末に出現して以来急激に多様化し,熱帯~温帯海域での主要な基礎生産者となっている。チョーク大部分は石灰質ナンノ化石の集合体である。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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