チョーク(読み)ちょーく(英語表記)chalk

翻訳|chalk

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チョーク」の意味・わかりやすい解説

チョーク(岩石)
ちょーく
chalk

石灰質の殻(から)をもつ浮遊性の単細胞生物の遺骸(いがい)と非常に微細な方解石とからなる岩石。一般に多孔質、細粒で、あまり硬くなく、もろくて壊れやすい。白色または灰白色を呈し、約90%以上が炭酸カルシウムからなる。この岩石を構成する生物遺骸はおもに単細胞植物の一種コッコリスで、ほか有孔虫アンモナイトウニ、二枚貝なども含まれていることがある。北フランスからイギリスにかけて分布する白亜紀地層によく知られており、イギリス海峡両岸のものはとくに有名である。白亜チョーク訳語である。

[斎藤靖二]


チョーク(筆記具)
ちょーく
chalk

高温に熱した焼石膏(しょうせっこう)や炭酸カルシウムの粉末を水でこね、型に入れて棒状に固めた筆記具白墨(はくぼく)ともいう。主として黒板上で使用されるが、白色のほかに各種の色素を加えた色物もある。わが国では1873年(明治6)にフランスから輸入されたのが最初で、75年に初めて国産品が杉本卯之助(うのすけ)によりつくられた。

[野沢松男]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チョーク」の意味・わかりやすい解説

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