石狩河口橋(読み)いしかりかこうきよう

日本歴史地名大系 「石狩河口橋」の解説

石狩河口橋
いしかりかこうきよう

石狩川河口から上流約五・五キロの国道二三一号(札幌―留萌間)に架かる橋。船場ふなば町と若生わかおいを結ぶ。橋長一四一二・七メートル、幅員一〇・五メートルで北海道最長の橋である。型式は三径間連続斜張橋と二径間連続桁と四径間連続合成桁で、昭和四二年(一九六七)二月一〇日起工式、第一期工事は橋長六六四メートルで、同四七年七月に完了し部分供用した。続いて第二期工事(橋長七四九メートル)に着手し、同五一年に全橋が完成した。橋梁の工事費用は一億六千三四〇万円(一般国道二三一号石狩国道工事誌)。構造上の特色は主径間に日本最初の鋼管矢板セル型井筒工法を使用したことと、上部工は橋脚上に高さ約三四メートルの三角形の主塔からケーブルで桁を斜め上方につる構造の斜張橋(最長橋脚間隔一六〇メートル)の工法であることなどで、以後全国各地の橋に採用された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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