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斜張橋 しゃちょうきょうcable-stayed bridge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

斜張橋
しゃちょうきょう
cable-stayed bridge

橋の一形式で,橋脚上に設けられた塔から斜めに張ったケーブルで桁またはトラスを支えた構造をもつもの。これに類似した橋梁形式は,18世紀後半からドイツ,イギリス,フランスなどで,木や鉄材などを使って造られた例があるが,近代的な斜張橋は,1955年頃から,主としてドイツの技術によって架設されたものから始る。日本では,60年頃から架設されるようになり,多くの斜張橋が架設されている。斜張橋は概して 100~500mのスパンの橋梁として経済的な形式であり,美観上もすぐれている。

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デジタル大辞泉の解説

しゃちょう‐きょう〔シヤチヤウケウ〕【斜張橋】

橋脚上に設けた塔からケーブルを斜めに張って橋桁(はしげた)をつった形式の橋。横浜ベイブリッジなど。

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百科事典マイペディアの解説

斜張橋【しゃちょうきょう】

支塔から斜めに張った数本のケーブルで桁(けた)をささえる構造の橋。第2次大戦後西ドイツで発達し,急速に世界各地に広まった。日本では横浜ベイブリッジ(1989年完成,主径間460m)や鶴見つばさ橋(1994年完成,主径間510m)が代表例。
→関連項目

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世界大百科事典 第2版の解説

しゃちょうきょう【斜張橋 cable‐stayed bridge】

塔から斜めに張ったケーブルで橋桁をつった橋。橋桁は充腹桁またはトラス構造であるが,長さのわりに桁の高さを小さくできる。斜張橋の着想は17世紀にさかのぼり,19世紀前半には実施例も見られたが,事故が重なり,しばらくは忘れ去られていた。再び脚光を浴びるようになったのは,第2次世界大戦後西ドイツの技術者によって装い新たに次々と建設されてからで,以後は急速に世界各地に広まった。これは,工法・構造理論の進歩によって経済的かつ信頼に足る設計が可能となり,しかもその形態が近代感覚にマッチしているためといえる。

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大辞林 第三版の解説

しゃちょうきょう【斜張橋】

塔から斜めに張ったケーブルで橋桁はしげたを支える構造の橋。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

斜張橋
しゃちょうきょう
cable stayed bridge

中間の橋脚上に建てた塔から斜めに張ったケーブルによって主桁(しゅげた)を支持する構造の橋。塔柱は道路中心部に1本、両側に1本ずつ、あるいはA形や逆V形とし、ケーブルは塔から放射状あるいは平行に数本張るのが普通である。斜張橋では主桁、塔柱、ケーブルなどに多くの種類が考えられ、それらを種々適切に組み合わせて合理的、経済的で、かつ簡明直截(ちょくせつ)で造形美に富む独特の構造形態が容易に構成できるので、支間100~400メートルの橋に好んで用いられる。[小林昭一]

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世界大百科事典内の斜張橋の言及

【橋】より

…材料,工法,電子計算機を駆使しての設計手法における進歩がその契機となった。西ドイツにおいては鋼床板付き箱桁や斜張橋の採用により,それまで見られなかった軽量かつスマートな鋼橋が続々誕生した。長大つり橋ももはやアメリカの独占ではなくなり,支間1000m前後のテジョー川橋(リスボン),フォース道路橋,セバーン橋(ともにイギリス),ボスポラス海峡橋の諸つり橋のほか,1981年完成のハンバー橋(イギリス,支間1410m)はニューヨークのベラザノ・ナローズ橋(支間1298m)をしのいで世界一の座を奪った。…

※「斜張橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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