石田殿跡(読み)いしだどのあと

日本歴史地名大系 「石田殿跡」の解説

石田殿跡
いしだどのあと

平安時代に民部卿藤原泰憲が営んだ別業。「梁塵秘抄」に、

<資料は省略されています>

と詠じられる。「今鏡」には、

<資料は省略されています>

とあり、石田殿の地を三名勝の第一にあげている。

また「古事談」に「石田殿泰憲民部卿近江之時撰勝地構造スル之別庄也ナリルニ 宇治殿云子息少僧在園城クハ者坊舎一シム云云石田之別業ルノ覚円僧正之後為園城寺平等院等領」と記され、宇治殿(藤原頼通)の求めに応じて覚円僧正(頼通の四男、平等院僧正)に譲られたことが知られるが、その後の経緯は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android