石神外宿村(読み)いしがみとじゆくむら

日本歴史地名大系 「石神外宿村」の解説

石神外宿村
いしがみとじゆくむら

[現在地名]東海村石神外宿

久慈川右岸の台地上にあり、村内を岩城相馬いわきそうま街道が縦断する。東は竹瓦たけがわら村。「和名抄」の那賀郡に「石上」郷がみえ、弘安大田文には「石神十一丁五段」とある。「新編常陸国誌」によると文禄(一五九二―九六)以前は石神内宿いしがみうちじゆく・外宿・白方しらかた北河原きたがわら(のちの石神豊岡村)の四村を併せて石神といったといい、文禄三年の那珂郡石神村検地帳奥書写(水府志料所収文書)に「石神村」とみえ、寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高にも「石神村」とある。同二一年の御知行割郷帳に「石神外宿村」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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