石野町村(読み)いしのまちむら

日本歴史地名大系 「石野町村」の解説

石野町村
いしのまちむら

[現在地名]羽咋市石野町

羽咋村の東、立開りゆうがい村の北東邑知おうち平野中央の低平地に立地。西縁を子浦しお川が、中央部を同川支流石野町川が流れる。中世みなと保の内。応安三年(一三七〇)二月一八日の吉見氏頼禁制(永光寺文書)に「石町」とみえ、須賀性海・同兼清が同所の田・屋敷永光ようこう寺に寄進している。永徳二年(一三八二)一〇月の大雄庵田地注文(総持寺文書)によると同庵領の三〇〇刈の地が石町にあり、同地は応永六年(一三九九)六月の総持寺寺領目録(同文書)によると沙弥了性の寄進地であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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