砒藍鉄鉱(読み)ひらんてっこう

最新 地学事典 「砒藍鉄鉱」の解説

ひらんてっこう
砒藍鉄鉱

symplesite

化学組成Oの鉱物。三斜晶系,空間群,格子定数a0.797nm, b0.941, c0.472, α99°55′, β97°23′, γ105°58′,単位格子中1分子含む。繊維状結晶が放射状に集合。明青~暗緑~藍色,透明ないし半透明でガラス光沢~真珠光沢劈開{110}に完全。硬度~2.5,比重3.01。薄片では濃青~無色~黄色,多色性あり。屈折率α1.635, β1.668, γ1.702, 2V(-)~86°,光分散rv強。らん鉄鉱と外観酷似し,同質二像の亜砒らん鉄鉱とも肉眼での区別は不可。ペグマタイトや金属鉱床中の砒鉄鉱などの分解によって生じる。スコロド石・亜砒らん鉄鉱などと密接に共生する。日本では,亜砒らん鉄鉱の原産地である大分県佐伯市宇目木浦鉱山で亜砒らん鉄鉱と混在して産するほか,岐阜県中津川市蛭川一柳にも砒鉄鉱の分解物として少量みられる。名称は,いろいろな砒酸塩鉱物との関係からギリシア語の「一緒になっている」という意味のsin plesiazeinに由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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