研究開発学校(読み)けんきゅうかいはつがっこう

共同通信ニュース用語解説 「研究開発学校」の解説

研究開発学校

授業内容などを改善するため、主に小中高校が文部科学省に申請し、指定を受ける。先進的な教育内容を実践し、導入する目的で1976年に始まり、「総合的な学習時間」や小学校の「生活科」導入の契機ともなった。2023年度は30件、68校が指定された。学習指導要領の枠にとらわれず独自の教科科目を設定することができる。

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知恵蔵 「研究開発学校」の解説

研究開発学校

次期の学習指導要領改訂の実証的資料を得る目的で、文部科学省から委嘱された学校。1976年度から始められた施策で、現行の学習指導要領によらないで研究開発を行う。生活科や「総合的な学習の時間」の創設、選択教科実施、小学校における英会話などの導入など、注目すべき実績が見られる。

(新井郁男 上越教育大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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